声明線の彷彿線 何処行き?

徒然に思う事を
詩に書いてる者です

こんな夜に

曇天の夜に

月を捜す

殊更 無意味とは思えずに


あの時駆け出した

心持ちを

もう一度

もう一度と

胸に馳せ


傍らに君は来ず

今は独り

だけども

寂しくは無いよ


目を瞑れば

其処に在るから


何時からだろう

星が降らなく成ったのは

あの時は

あんなにも注いだのに


もう逢えない憧憬に

苦しくなるけれども

大丈夫


この祈跡が軌跡に変わるのなら

まだ遠くは無い筈


言の葉とこの歩を

前へと推めるよ

或る日の

艷めく海

波間に漂う泡沫

木枯らしを纏い

キミは訪れる


或る日の想いを

言の葉に

偲ばせながら

ボクに微笑みかける


今宵は束の間の星空


キミと歩を進むには

丁度良き日


昔日の斜陽を胸に馳せ

光明の中へ

腕を、伸ばそう